中途半端なオトコマエ!
6、△関係?
ルミの部屋から奇跡の生還を遂げて、一週間が過ぎた。

例の「格差ブルース」はそこそこヒットしていたようだ。

考えるとむかつくから、「見ざる聞かざる言わざる」で押し通した。


相変わらずオレは、うじうじしながら、コンビニで働いている。



「おーい、北川くん、一緒に面接してくれよ」

店長がオレを呼んだ。

新しいアルバイト店員希望者が面接に来たのだ。


「今の子、どう思う?」

面接が済んで、履歴書を引き出しにしまいながら、店長がオレにたずねた。

人を判断するときは、自分の知っている人間の中で誰に一番近いかを考えるといい。

今日、やって来た子は、「ルミ」に一番近い。

少し斜に構えた雰囲気が似ている。

オレは、はっきりと思ったことを言った。

「ちょっとだけ、だらしないような気がします」

「そう?」

「長くは続かないかもしれませんね。でも、根は悪い子ではないと思います」








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