ユータナジー

何か顔についてる?

気になって顔をペタペタと触る。


「直ったな。」

「はい?」

「いつもの馬鹿調子に。」

「今すごく失礼な言葉が聞こえてきました。」

「空耳だ。」


断言してしまう先輩の言葉に笑ってしまう。

完敗だ、やっぱり。


珍しく家の前まで送ってもらった。

「さようなら。」

いつもそう言ってるのに何故か怒ったような顔で先輩は私の耳を引っ張った。

「痛いです!なんで一昔前みたいな怒り方するんですか?」

「一昔前って…。」

「可愛く頬を抓るとかないんですか。」



< 14 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop