そして私は貴方を殺した
そんな事を考えながら家事をしていると携帯が着信を告げた。

ちなみに私と勇気はもうすぐ結婚する。
だから今は同棲中。

『もしもし。』

通話ボタンを押し、よくある電話のとり方をした。

「‥あ、もしも‥し？」

『あぁ、杏？
どうしたの？』

電話の相手は杏[ｱﾝｽﾞ]だった。
杏は高校時代からの友達。
たまに連絡を取り合い、２ヶ月に一回ぐらいのペースで会っている。

「今から‥会える？」

『え？
う、うん。』

「じゃあ2時にいつものカフェで‥‥‥‥」

わかった、と言って携帯を閉じた。

時計を見ると12時過ぎ。
今から用意して1時ぐらい。
車でカフェまで行ったら20分程で着くし‥
余裕で行けるな。

私は化粧台まで行き化粧を始める。

化粧は１時間程で終わった。

服を着替え車のキーを持ち家から出た。
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