人の恋を笑うな
余興で紀子と瞳がアカペラでプロポーズを歌ってくれた。バラード風にアレンジしてハモりは最高だった


あとはケーキカット、花束贈呈とあっという間に式は終わった。私の家族はホテルに泊まり、親戚はバスで地元に帰った


二次会は友達と会社のスタッフで行われた


その中に茂徳とねねさんの姿があった


『お二人ともおめでとう』


『ねねさん、もうこんなに大きいの?』


『実はね、双子だったの。すごく楽しみよ』


『じゃああの家はちょうどいいな』


『助かります社長、4人家族楽々暮らせますよ』と茂徳はお礼を言った


二次会は披露宴より盛り上がり、すごく思い出深いものになった


帰りのタクシーの中で私達はぐったりしていた


明日はお互い休みになった。そのかわり新婚旅行は無しだ


隼人さんと夏子がハワイで挙式あげるとき、一緒にいって社長のお父さんに会うのが新婚旅行になる


マンションにもどり、私達は魚を焼いて白いごはんと食べた


『やっとまともな食事ね』


『ホントだな…緊張がとけたら急にお腹すいた』


私は式場で既に空いていた…


『今日って一応、初夜だよな』


『だね』


『寝かさないぞ』


『武人さん、多分寝ちゃうわよ』


『いや、男は疲れてる時が強いんだ』


『嘘だぁ』と私は笑った

…がしかしそれは本当だった私達が眠ったのは夜明け前である


この日は一日、二人グータラすごした


『私、働くほうがいい?』


『どっちでもいいよ。好きにしたらいいさ』


『スタッフがやりにくいかなと思って…』


『変わらないと思うけどね。俺も』


『なら働いちゃおうかな』


変わらないなら働こう。私はあの会社が好きだから
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