人の恋を笑うな
『夏子さん、明日ディズニーランドでもいかへんか?人はいっぱいかもしれんけど、歩いていろんなもの見るだけで、スッキリするから』


『そうね、ディズニーシーも捨て難いけど、まあどっちでもいいか!ねえ、お姉ちゃん達も行くでしょ?』


『ええ?私達も!』


私と社長は慌てて顔を見合わせた


『兄貴、ここは童心に帰っていこやないか!兄弟で行けることまあないで!なあ!』


『俺みたいなオッサンいく場所じゃないだろが…』


『兄貴は少し遊ばなあかんて…仕事、仕事で身体壊したらどないすんねん。たまには息抜きして、はめはずさな』


『社長行きますか?』


『乙女がいくなら…』


そんなわけで行く事になったのだが…


連休中、私と社長はずっと夏子と隼人さんのデートに付き合わされることになるのである



二人が帰ったあと、夏子は酔って寝てしまった


私は後片付けをしながら夏子の事を思った。結構傷つく事言われたんだなと…音楽と女は新しいほうがいいって…どんな発想ダヨ


後片付けが終わって私はシャワーを浴びた


明日も社長に会えるんだ…ホントに夢みたいだった


プライベートの社長は会社より優しい。まあ隼人さんや夏子がいるのもあるんだけど


それでもいい、顔だけでも見れたら…
< 77 / 180 >

この作品をシェア

pagetop