年下の君に愛されて、、、【長編】





震えながらもゆっくり話す優衣花の言葉を
聞き逃さないようにしっかり聞く。



『女の子…?あ…学校の女子?さっきいた?』



コクンと頷く優衣花はまだかすかに震えてる。
もしかして…俺が付き合ってるとか思ったんじゃ…?


『居たけど…なんで?』


『……悟…女の子に…すっ…好きって…』




…は??



好きなのは俺じゃねぇよ?
なんでそうなったんだ…?


『だから…悟は私の事からかってるんでしょ!?』


さっきよりも激しく泣き出す優衣花。


『優衣花!まって、間違いだから!誤解だし』



『聞いたもの…!』



どこだぁ…?
俺好きなんて言ったか?


あ…もしかして

『あいつ…好きな奴いるんだって』

って俺が言ったから勘違いしてたり?


他に思い当たらないしなぁ。




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