年下の君に愛されて、、、【長編】
教室のシーンとした中に響く
先生の声は、右から左へとスッとぬけてしまう。
瞼は重くうとうとしてしまってる私。
このぐらいの季節。
春とは違った風が気持ちいんだよね。
寒くもなく暑くもない気温が
眠気を運んでやってくる。
クラスの約半分が
うとうとして寝ているのに、
それに気づかないように
話しつづける先生。
その声ですら、
さらに眠たくなる呪文みたいで…。
『徹くんすごぉい…』
かすかに外から聞こえた声に
ピクっと反応する耳。
眠たくて重い瞼を開け、
グラウンドを見た。
『かっこいい…』
その声の方に目線を合わせると、
女の子たちが集まって一つの場所を見てる。
そこには徹くんが
サッカーしてる場面。
眠たかったはずの私は、
一気に目が覚めて、
すごい速さで動いてる徹くんを
必死で目で追った