second〜切ない恋の物語〜
「ハッキリ美味しくないって言えば?」


笑いながら野上さんがいう。

私は店長を見て困っていると、

「わかったわかった。まずいんだろ?」

やり直しだな〜といいながら、

頭をポリポリとかき、奥へ消えていった。



「良かったのかなぁ〜」

「いいんだよ。店長の為だからな。」

「いつもあんな感じでケーキ作ってるんですか?」

「うん。この店は自然がテーマだしね、ケーキの材料にもこってるんだよ。」

種類はないけど、確かに並んだケーキは

どれも身体に良さそうな物ばかり。

「神野さんは、どのケーキが好き?」

「きなこプリンがいいです。」

「俺も!ケーキじゃないけど、これが1番うまいよね。」
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