second〜切ない恋の物語〜
野上さんは、車で通っていて、
私を駐車場まで案内してくれた。
車は、スカイライン。
彼氏にはワゴン車に乗っててほしいと思う私には、
少しだけ残念だった。
車のドアを開けると、いい香り。
甘い甘い香り。
よく香水にありそうな匂い。
カーステから聞こえるのは、尾崎豊。
「尾崎が好きなんですか?」
「うん、まぁよく聞くかな。歌詞がすごく好きなんだよね。」
「へぇ〜」
「興味ない?」
「あんまり聞かないから、分からないです。」
「何を聴くの?」
「ドリカム。後はTSUTAYAへ行ったら、新曲コーナーの端から端まで借りるタイプです。」
「はははっ!いるいる、そういう人!大人借りってやつね。」
信号は赤。
胸ポケットから、タバコを取り出し
慣れた手つきで火をつける。
スーっと、小さな息が漏れる。
セブンスターを吸うんだ…
きなこプリン
スカイライン
尾崎豊
セブンスター
知らなかった野上さんの情報が、
私の頭の中にインプットされていく。
私を駐車場まで案内してくれた。
車は、スカイライン。
彼氏にはワゴン車に乗っててほしいと思う私には、
少しだけ残念だった。
車のドアを開けると、いい香り。
甘い甘い香り。
よく香水にありそうな匂い。
カーステから聞こえるのは、尾崎豊。
「尾崎が好きなんですか?」
「うん、まぁよく聞くかな。歌詞がすごく好きなんだよね。」
「へぇ〜」
「興味ない?」
「あんまり聞かないから、分からないです。」
「何を聴くの?」
「ドリカム。後はTSUTAYAへ行ったら、新曲コーナーの端から端まで借りるタイプです。」
「はははっ!いるいる、そういう人!大人借りってやつね。」
信号は赤。
胸ポケットから、タバコを取り出し
慣れた手つきで火をつける。
スーっと、小さな息が漏れる。
セブンスターを吸うんだ…
きなこプリン
スカイライン
尾崎豊
セブンスター
知らなかった野上さんの情報が、
私の頭の中にインプットされていく。