second〜切ない恋の物語〜
300円…

痛い出費だけど、まぁいいか。

アイスコーヒーを置いたトレーを手に持ち、

テーブル席に向かう。

ちょうど窓側が開いている。

座って周りを見渡す。

入口にあった観葉植物と同じものが店内にもある。

店内も木をたくさん使い、
流れる音楽は、オルゴールの音色。

居心地のいいカフェだと思った。



ミルクとシロップをたっぷり入れて、ストローでかきまわす。



カラカラカラ



この氷の鳴る音。

私は、この音が好き。

だから、冬でもアイスコーヒーを飲んで氷を回す。

マーブル模様になったアイスコーヒーを、味わって飲む。

これが300円の味ね。
< 6 / 200 >

この作品をシェア

pagetop