second〜切ない恋の物語〜
家に帰っても、あの店が気になっていた。

奈津美に電話して、今日行った事を伝えると、

奈津美が教えてくれた。

「あの店の店長はね、ブラジルまでコーヒー豆を仕入に行くんだって〜。

わざわざ行くって、凝ってるよね。」

自分の舌を信じているんだろう。

わざわざ、ブラジルまで行く店長がいる店。

奈津美との電話を切った後、

すぐにTree Timeの電話番号を押していた。

「アルバイト、まだいけるかな…?」

私はバイトに応募してみる事にした。
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