マカロン
目が覚めたら7時半だった、というか、ショウにたたき起こされた。

「ユイ、何寝てんだよ、もうこんな時間だよ。朝練行けねーし。何だよ。今すげー大事な時期なのに、どうすんだよ」

ショウはすっごい怒ってる。

とっさに謝りかけたけど、ちょっと待ってって思った。

「なんで私の責任なのよ。どうして私だけ家のこととかあんたの世話までやんなきゃいけないんだよ。もう知らないよ」

もうどうでもいい、私は布団を頭までかぶった。

ショウは何も言わずに部屋を出てった。

その後、あわてて家を飛び出したのか、玄関のドアを乱暴に閉める音が聞こえてきた。


もう学校にも行きたくない。

いやだいやだいやだいやだ・・・・・
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