先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 羚音は、近くの公園で泣いた。

 こんな気持ちになるくらいいつの間にか…羚音は、恋していた。

 卒業すれば…“結ばれる”そんなこと考えてた。



「羚音…愛し始めてたのに。…なんで裏切るんだ。」


 城も発言に傷ついていた。

 羚音への想いが少しずつ“憎しみ”へ…変わりつつあった。


「父さん、母さん…少し見て来るよ。」


 言って棗は、出て行った。

 もう…Pm10:30~羚音が帰って来なかった。



「君いくら。」


「5。」


「行こう。」


 羚音は、オヤジと連れ立って歩く。


 もう…どうなってもいい……


  
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