先生…ごめん、愛してる。【完】
‡第16羽‡ 狂ってゆく道
  

 あぁ…あなたに逢いたい。
 傍に居たいのに…



「んっ、あぁっ!!」


「ミナッ!!」


 男は、ミナの中で果てる。


「ミナ…ヨかったよ。」


 男は、言って抱きしめた。羚音は、抱かれながらまぶたを閉じる。


 誰でもいい… 傍に居てくれるなら……


「ミナ、そろそろ出よう。今日は、娘の誕生会なんだ。」


「解った。じゃあ、15宜しく。」


 羚音は、手を出した。
 男は、分厚い財布から取り出してベッドに置いた。


「ありがとう。また…ね。」


 羚音は、言って先に部屋を出て行った。


  
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