先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 羚音は、はっきり伝えた。


「二度と婚約者と私に近寄るな!」


 城は、言い放って去っていく。


「(先生…どうしたら伝わりますか? こんなに…想ってる事。)」


 城の背中を見つめながら心で呟く。


「羚音っ!!」


 城の後ろで棗の声がして振り向いた。


「羚音っ!おい、羚音っ!!」


 目に映ったのは、倒れた羚音が抱き起こされている所だった。


「大丈夫か?」


「先生は、もう…帰ってください。」


 棗は、拒絶した。


「でも…」


「解らないんですか?羚音は、静養中なんです。」


  
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