先生…ごめん、愛してる。【完】
‡第21羽‡ 告白 後編
  

 何故…気がつかなかったんだろう。

 あなたの切ない気持ちを、
  許してください。



「羚音、話しがある。」


 棗の支えで回復し久しぶり登校した羚音を聖は、呼んだ。

 羚音は、返事をしなかった。


「羚音、シカトするなよ。」


「聖さん。もう…あなたに従う理由は、なくなりました。もう…近寄らないで下さい。」


 羚音は、はっきりと言った。


「来いっ!!」


 聖は、腕を引っ張って生徒会室に連れ込んだ。

 聖は、ICレコーダーを何者かに奪われて焦っていた。


  
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