先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「羚音…お疲れ。」


 棗は、言って羚音の頭を撫でる。


「【みんな…ありがとう。】」



「先生に羚音が亡くなった…とお伝え下さい。」


「【えっ、今なんと?】」


 城の兄・蒼は、棗に聞き返す。


「羚音が亡くなったので先生にお伝え下さい。 明日昼までは、病院で安置しています。」


 棗は、直ぐに電話を切った。



「なんだ…コレ?日記か?」


 病室を片付けていて棗は、日記を見つけた。


「 “棗へ”…?」


 棗は、中を開けてみる。



 みんな…こんな私を愛してくれてありがとう。


  
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