先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「聖、訴えられたいのか?」


 棗は、聖を睨んだ。


「あ~あ、羚音~またね。」


 聖は、言って教室を出て行った。


「羚音…悪かった。アイツの事話すの忘れてた。」


 言って羚音の頭を優しく撫でる。


「さぁ、帰ろう。」


 棗は、羚音を抱き抱えて学校を出た。



「出してくれ。」


 棗が言うと車は、走り出す。
 羚音は、気を失ったように眠りに落ちた。




「次があるさ。なぁ…羚音。」


 聖の狂気は、止まらない。



 魔の手が……
  そっと近づいて…


  
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