先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「木田さん…?」


 羚音は、されたことの無い行動に驚きっぱなしだった。


「実は、ね…あのマンションアイツのなんだ。」


「あの人誰?」


 場所の事には、触れずに聞いた。


「アイツは、大学の頃からの友達。 真面目だけが取り柄でさ、成り行きで教師になったんだよ。」


 木田は、答えた。


「ふ~ん。木田さんがこんな事して驚いていたみたいだけど……」


「あぁ…真面目だから、女遊びした事無いんだよ。」


 木田は、言って羚音にキスをした。


 優しく今まで取った客と全然違う木田に羚音は、すこし惹かれていた。



 カラダを与えても…

  『こころ』は、決して
 穢ない……


  
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