先生…ごめん、愛してる。【完】
  

 羚音は、聖を睨んだ。


「聖、何やってる!」


「じゃあ、羚音…またね。」


 聖は、言って去って行く。
 羚音は、廊下に座り込んだ。


「羚音、どうした?」


 羚音を探していた棗は、聖に絡まれているのを発見して駆け寄る。


「ちょっと、息…くるっ……しいっ…」


「羚音。おい、羚音。」


 羚音は、気を失った。
 棗は、羚音を抱き上げて保健室に連れて行く。



「木田 まいちゃん。」


「生徒会長っ!!」


 まいたちは、目の前に現れた人物に驚いた。


  
< 74 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop