先生…ごめん、愛してる。【完】
  


「羚音っ!!」


 家に帰ると母に抱きしめられた。 羚音は、心地良くて眠りに落ちそうだった。


「遅くまで何してたの!」


「遅くなってごめんなさい。生徒会長の手伝いしてたの。」


 羚音は、聖と居た事を隠さなかった。


「おい、羚音。聖と居たのか?」


「…そう……だけど…」


 羚音は、言った。


「来い。」


「えっ、ちょっとっ!」


 羚音は、腕を引かれてそのまま部屋に連れて怒れた。


「ふふ、仲がいいこと。」


 椎は、棗に任せてリビングに戻る。


  
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