先生…ごめん、愛してる。【完】
  

「棗っ、痛い!」


 バンッ!!


「羚音…聖に近づくなって言ったよな?」


「棗には、関係ない。」


「羚音…自分を大事にしろ。忠告したからな!!」


 棗は、怒鳴って部屋を出て行った。


「……仕方ない…じゃない……先生…ごめん、愛してる。」


 羚音は、言ってベッドに倒れた。



 今ならわがままを
    言わずに別れてあげる
 その方があなたの
   未来にいいなら そっと
  教えて


 カラダを合わせても
   心はつながらない
 哀しくて、淋しい
   今のカンケイに
    終わりを告げましょう


  
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