shyボーイ
不慮の事故とはいえ…


『ごめん。』
「ごめん。」


お互い謝ってばかりで
気まずくなった。





『…森迫って今まで彼氏いた?』


「いや…。」


『じゃあ、初めてだよ…ね?』




「う…ん。」


初めてだよ

キスされてたことも
気づかなかったんだもん




「金城は初めてじゃない…んだ…よね…?」



『うん…本当にごめんなさい』



「いや、全然…きにしない…か…ら…」


きにしないわけない。
でも、助けてくれたんだし、感謝しないと。
< 160 / 270 >

この作品をシェア

pagetop