本当に大好きだった
―英紀said―


「だいじょうぶか?」


「ごめ‥んな・さ・い。私・・・」


さくらが泣き声交じりに話すので,俺は無意識のうちに


フワッ「大丈夫だから。落ち着け」


と抱きしめていた。次第にさくらは落ち着きを取り戻しやっと喋れるようになった。


俺はさくらを抱きしめたま原野と何があったか聞くと


「分からないの。今日英紀と一緒に体育館に来たって話をしてたら英紀が来て急に英紀に抱きついて・・・」


「そっか(俺とさくらが一緒にいることが気に食わないんだろーな)」


俺が色々考えているとさくらが


「あのっ英紀流石に恥ずかしいよ///」


何のことかと思うといまだに俺がさくらを抱きしめていた


「うわっ,ごめん」


「ううん。ありがとう。凄く落ち着いたよ」


そういってさくらはフワッと笑った


「(ドキッ,可愛すぎだろ)」


「英紀?」


「あぁ,ごめんそろそろ教室いくか」


「えっ,もうそんな時間?ごめんね朝練・・・」


「別にいい,今から着替えてくるからココで待ってろ」


「わかった♪」


この時俺はさくらを一人にさせたのを後悔するのはほんの10分後だった・・・
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