いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
「玲人、目つき悪くて顔もあんなだからさ、昔から学校でも町でもよく絡まれるんだよ。本人はフツーにしてるだけなのに」

「そうなんだ…」

でも、分かる気がする…。

あの鋭い目は睨まれてる気になるし、迫力ある存在感だし…。

「じゃあ、よくケンカしてるって噂は…?」

「向こうから勝手に因縁つけられてるだけ。玲人から手を出すことなんてねぇよ。あの面倒くさがりの奴が」

「そうなんだ…」

じゃあ、私が手当てしたあの時も、久世玲人が言ってた通り、本当に一方的にやられただけなんだ…。

「まぁ…玲人もいちいち相手するからなー…。売られたケンカは倍返しだから」

「ハハ…」

久世玲人にはやられっぱなしという概念なんてないらしい。

でも、倍返しで返り討ちできるところが、根っからの「最凶」なのかもしれない。

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