噂の姫!?
それから2~3日―――…
「おい、あれが噂の女だってよ」
「うわ~なんか、気ぃ強そ~」
そんな、ヒソヒソ話が聞こえてくる日々…
あいつと私が付き合っていることが、学校中にバレて、先輩や同級生にまで変な目で見られる…
先輩からは何度も呼び出しをくらう毎日―――…
「藍空 桜いる?」
「はい…私ですけど…」
うわ~またきたよ…今度は女の先輩!?
しかも、メッチャ怒ってるし……
「ちょっと来て!!」
「……はい…」
つれてこられたのは、体育館裏
「あんた、隼人の女って本当?」
「はぁ……」
「隼人のどこが好きなの?」
「え?」
「私はね、隼人の幼なじみなのよ!!」
「……それが?」
私が、そう言うと女の先輩は泣き出していった。
「あんたのせいで振られたのよ!!」