同居から始まる恋もある!?
なにそれ。
溶けかけたカキ氷のしずくが、ぽたりと地面に落ちるのをぼんやりと見つめる。じわじわと、怒りが湧き上がって、けどそれをどう伝えればいいか悩む。
「芹生ってさ、バーでバイトしてたんだ?」
「え。なんで知って」
「美帆に聞いた」
「……そっか」
芹生は、少し気まずそうに右手で口元を押さえた。
「朝っぱらから道で運命の再会して、そのまま美帆のマンションに行ったんだって?」
「だって、あの日、武君を部屋に呼んでるって聞いたからさ。また邪魔したらさすがにサチ、怒るだろ。帰るに帰れなかったから…」
「……は?武は来てなかったけど」
そこまで言って、策士である美帆の仕業かとピンときた。