べいびー☆ぱにっく
「うううぅう…眠い。」
「おい…大丈夫かよ?昨日寝てないんだろ?」
眠い目をこすりながら朝ごはんを食べているとゆきが顔を覗き込みながら訊いてくる
「な…なんで知ってんの?」
「美夢の泣き声聞こえてたから。」
ま、まじっ!?
そう、アタシが全然寝れなかったのは美夢ちゃんがずーーっと夜泣きしているからだった
「え…?じ、じゃあゆきも寝れなかったんじゃ?」
そう訊くと、ゆきはムッとした
「俺のこと気にするより…自分気にしろよ。」
ゆきはコツンとアタシの頭を叩いた
「え?」
なんか今、ドキッとしたんですケド…
気のせい気のせい…
「目にクマ出来てる。」
ゆきは自分の目を指しながらアタシを見てくる
「なっ…」
鞄から急いで鏡を取り出し確認
「うわ…ホントだ。」
ゆきの言うとおり目の下にはクマが出来ていた
「やばいよーー!!メイクで隠せないかな?」
「無理だな。」
だ…だよね。
アタシはクマだらけの自分の顔を見て大きなため息をついた