貴方からくれたもの
美希「快…」

快「美希?どーしたん?」

美希「屋上きて」

快「わかった。先行ってて」

美希「うん」



屋上に来た。


快にこの事を伝える。


快「美希…」

美希「快…この手紙みて」

快「誰から?」


快「…」

美希「快…」

快「別れよう」

突然の別れ言葉

美希「快っ!」

快「俺…美希の事好きだった。今は好きじゃない」

美希「快…」

快「だから別れてくれ」

美希「…」

快「俺…この事知ってた。」

その言葉を聞いてあたしは…

美希「え!?」

快「一年前…4月4日拓馬と偶然あった…拓馬が…『美希と別れた。』っと言って泣き叫んでた。」

美希「泣き叫んでた…?」

あたしに別れを告げた時…泣いてなんかなかった…

快「海外行くって聞いて…俺はあいつに何もしてやれなかった。あいつは…『美希を幸せにしてくれないか…?』って言われ約束をした。あいつのためにもっと思っていた。でも…美希は拓馬の事しか思っていないから。」

美希「ばれてたんだ…」

快「おう…俺はいい、美希の傍にいられるだけでうれしかった。あいつのとこへ戻りなよ。」

あたしは…最低な女。こんなに優しい人が近くにいるのに…

美希「ごめんなさい…」

快「謝るな。俺の決心だし」

美希「ありがと…でも…あたし快の事好きだったよ…」

快「ありがとな」
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