貴方からくれたもの

白いワゴン

―ギュッ―

美希「えっ…」

拓馬「泣くなよ…」

美希「ごめん…(涙)」

拓馬のぬくもりを感じた。

安心感があって…居心地良くて…

拓馬「安心したか?」

美希「ありがとう…」

拓馬「つか…なんでスーパーに?」

美希「えっ…いや…その…」

拓馬「ん?」

美希「拓馬に…お弁当作りたくて…」

拓馬「えっ?!」

美希「…」

拓馬「ったく…(笑)」

美希「えっ…?」

拓馬「ありがとなっ…まぁ…俺今言うよ。」

美希「え…何を…?」

拓馬の心臓が早くなっている気がする。

拓馬「俺なぁ…美希が好きなんだ。」

私の頭は真っ白になった…

美希「えっ…?」

拓馬「だからぁ~…美希が好きなのぉ!(照)」

美希「嘘…ちょ…(涙)」

拓馬「また泣く~!(笑)美希って泣き虫だなっ!(笑)」

美希「だって…」

拓馬「返事はいつでもいいから…なっ!(笑)」

美希「えっ…」

拓馬「今、無理して言わなくていいてっ!」

無理して…言わなくていいって…あたし…正直拓馬が好き…今言うべき?

拓馬「じゃぁ…買い物行くか?」


言わなきゃ…今しかないよ…

美希「待ってっ!」

拓馬「ん?」

美希「あたし…」

拓馬「どうしたぁ?」

美希「拓馬が好きだよ…」
< 18 / 173 >

この作品をシェア

pagetop