イトデンワ。




『うん。私にとってのあなたは、初恋であり愛する人。あなたの側に居たい。ずっと一緒に居たい。恥ずかしいけど、あなた一筋だから…気持ち悪いなんて思わないでね。』







『思わない。凄く、嬉しいよ。俺が、初恋で一筋!けど、本当に?高校生のお前と俺は、出会った!それまで、“恋”しなかったのか!?』







恋?







『して…ない。あなたと出会う前の“恋”は…なかったような気がする。って!言うよりも出来なかったような。神様は、全部知ってると思う。生涯、あなたしか愛せない。』







『何か!?あって…出来なかった?』







問いに戸惑う。



黙り込む私の様子に、
察した。







『何か…言われたのか!?』







『幼稚園の時に、言われた!1人の男児が、「アイツの事、好きなんだろ!?」って!男児から冷やかされてた。そしたら…「あんなブサイク、好きじゃない!誰が、あんなブサイク好きになるかよ嫌いだ!!」そう言って…そのブサイクが、私。それが、誰の事なのか!?は…後から知った。ショックで…それから、“恋”出来なくっちゃった。ブサイクだと言う事は、幼い頃から自分でも思ってたけど…』







『それが、“恋”する事に抵抗があり出来なかった理由。もしかしたら、好きを嫌いだと言った可能性もある。好きだとバレないように、ワザと!そう言う事もあるんだよ。』







『それは…ないんじゃ…』







『ないとは言えない!好きな子に、ちょっかい出すと同じで…好きなのに、正反対の事を言う。“嫌い”の言葉。それを、お前は真に受けた。信じてしまったって!事。お前は、幼い頃から…そう思ってたのか!?』







『容姿の…事?』







頷く彼。







『幼い頃から自分の事が、好きになれなかった。周りの女の子達は、可愛くて…それに比べてた。その悩みを抱えていた時に、あの男児の言葉を聞いて…ずっと、思ってた。実は…』
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