イトデンワ。




『嫉妬されたいもん。嫉妬は、焼きもちに近い。凄く、愛されてる証拠でしょ!?他の人達から見たら、可笑しいと思う。』







じーっと見つめる。







『…しなくても、願いは叶ってる。お前は、気付いてないかもしれないけど…お前と付き合い初めてから毎日、焼きもちばかり。今は、離れ離れでも不安は募る。だから…不安させるような事、言わないでくれ!!』







『ごめんなさい。』







『俺に、愛されてるんだからそれだけで充分だろ!?お前が、嫉妬や焼きもちさせたい気持ちを持つ必要ない。分かった?』







『うん。じゃぁ~あなたも…必要ないよ。分かった?』







見つめ微笑む私の額を小突く。





額に手を当てる私に微笑む彼。







『これが、私の問いの…返事?』







『そうだよ。』







彼の返事。


何を言いたいのか!?
分かる。



素直に受け止めた。








手を繋ぎ、
再び歩き出す2人。





駐車場に到着。



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