先生アイシテル
診察室に呼ばれ、真実が告げられた。






「うつ病です…。」






宮崎は目の前が真っ暗になった。




まるで、鉄の仮面でも被っているかのような女医の冷静さにも驚いてしまったが…。



「重度だと思われますので、入院をおすすめしますが…」





「はぁ…」


重い荷物を、無理やり持たされた気分だった。



宮崎はまだ、自分の置かれた状況をうまく飲み込めないでいた。



まさか、自分がこの病気になるなんて夢にも思わなかった。



連日のように、この病気が メディアを賑わせていることは知っている。



しかし、自分だけはこの病気にならないだろうと


変な自信があった。


まさか
自分だけは…



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