芽吹く前に

その週の休みに、洋服を買いに隣町までケンタと行く約束をした。
ノゾミと遊びに行く。
その先がどうであれ、全力を出したいと思っていたからだった。

どこに行く。

ケンタはマコトに行き先を尋ねた。

どこがいいかな?

どんな格好がいいの?

いや、地味な感じで行こうかな?

それ以上、地味にするの?

マコトは元々地味だった。黒、白、灰色、ベージュ。
そういった目立たない色を好んでいた。

どんなのがいいかな?

青いシャツでしょ!ベージュのパンツに合わせたらカッコいいよ。

そんなもんかな・・・

男と言ったら、青でしょ!

ふうん・・・

あんま、興味無いでしょ?

いやケンタッキー青好きじゃん。
だからでしょ?

「・・・まあ、色々見て気に入ったのあればそれ着れば」
気に入ったの着るのが一番でしょ!」

そういうもんだよね!

二人で隣の町まで自転車をこいで行った。
マコトは隣町は、お洒落な感じの人が多くて、行くのは苦手だった。
でも、いつも買うような量販店の服の変な字や絵がプリントされたような服も格好の悪いものだとも感じていた。
隣町に行けば何かある。
そんな期待を胸にマコトとケンタは隣町に向かった。
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