私こそ光る☆君 ~番外編~


「……寒い」


それもそのはず。

ダンジョンの中は外より6、7度も気温が低いのです。



「火」


早く温まりたかった清龍は面倒な呪文の詠唱を破棄して、最小限の労力で(その分魔力消費量が多いけれど)杖の先に火を灯しました。



さらに歩くこと数十分。

適当にフィーリングで歩いていると、魔物に囲まれている少年を見つけました。


< 91 / 291 >

この作品をシェア

pagetop