未来観測
授業が終わり
携帯を手にしたあたしは早速寛人にメールを送った
“昨日は電話ごめんね。
ちょっと体調が悪くて、すぐに寝ちゃったの。
昨日の試合はおめでとう!
またあたしの家でお祝いしよう
えり”
少しだけ素直で
でもやっぱりどこか素直になり切れないメール。
不安だった返事は、心配する間もないくらいすぐに返ってきた
“今日せんせーの家行っていい?”
胸がドキッとなる
だけど逃げちゃダメだ
ここで逃げたら、きっとあたしたちに未来はない
“うん、いいよ。”
そう返信する指が
少しだけ震えた
携帯を手にしたあたしは早速寛人にメールを送った
“昨日は電話ごめんね。
ちょっと体調が悪くて、すぐに寝ちゃったの。
昨日の試合はおめでとう!
またあたしの家でお祝いしよう
えり”
少しだけ素直で
でもやっぱりどこか素直になり切れないメール。
不安だった返事は、心配する間もないくらいすぐに返ってきた
“今日せんせーの家行っていい?”
胸がドキッとなる
だけど逃げちゃダメだ
ここで逃げたら、きっとあたしたちに未来はない
“うん、いいよ。”
そう返信する指が
少しだけ震えた