EMERALD


《・・・・・・仕方ない、片付けよう》


苦笑して、レオナードは世羅が残した本を抱えた


《場所、分からないな・・・》


少し考えて、レオナードは1階へと向かう

本の場所を、司書に聞くために


窓の外で雄大に広がる空は、昼と夜の狭間で揺らめく、美しい紫色だった


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