EMERALD


かといって、安易に世羅を持ち出すわけにはいかない

彼女の存在は、光で闇だ

レオナードの心を照らす暖かな光でありながら、同時に彼の心を苦しめる深い闇にもなる


《・・・・・・・・・まずは、体を治していただかないと・・・》

《病は気から。心が沈んだままじゃ、意味ないんじゃないか?》


エドがジャンを睨む

そんな2人を見て、エマが呆れてため息を漏らした


《なんであんた達が喧嘩するのよ?今は、そっとしておきましょう。近づくことのない距離は、いづれ互いのことを忘れるわ》


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