EMERALD


「ねぇ!ものすごい美人の外国人がいるよ!!」


騒ぎ出した女子に、辺りがざわめきだす


「留学生じゃないの?」

「見たことないし、あんな綺麗な人、一度見たら忘れないよ!」


力説している

世羅は友人に誘われて、その美人な外国人を見に行くことになってしまった


人だかりの中、世羅はその人物を良く知っていた


(エマ・F・エディリア・・・)


目があった


《ご機嫌よう、セーラ嬢。私のこと、覚えているかしら?》


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