EMERALD
《まぁ、魔女は言い過ぎよね。ごめんなさい》
《い、いえ・・・》
謝るエマに、世羅は戸惑う
《私がここへ来たのは、貴女をベルンハルツへ連れて行くためじゃない》
《・・・・・・?》
《エドやジャンは、貴女をレオナードに会わせるべきかどうか、悩んでる。でも、会わせるべきではないと、2人は分かってる》
エマは静かに、綺麗な声で語る
《私も、貴女をレオナードに会わせるべきではないと思っているわ。けれど、皮肉ね。運命は貴女たちを引き合わせたくて仕方がないみたい》