キミまでの距離-アイ-


教室に入り私は
自分の席だった、
窓側の席にすわった。

「いつもここから
上野の事見てたなあ‥。」

私は小さな声で言った。

そうしたら、
涙がでてきた。


「ウッ‥ヒック‥上野‥好きだよ‥
なんで戻って‥来てくれないの?」


言葉にしないと
狂いそうだった‥。


上野が好きなのに‥
大好きなのに‥

上野はここにはいないんだもん‥
上野の温もり、声‥
忘れてないよ?
だから、戻ってきてよ‥。
上野‥




泣いて泣いて泣いて、


私は教室を出ようとした



その時‥


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