Morning moon
「お父さん。もう聞いているとは思いますが、一週間後、魔法界で式を挙げます。

本来人間は魔法界に来ることが出来ません。しかし僕が開発した薬で数時間の滞在が可能です。

王妃の願いでもあります。どうか僕たちの結婚式に参加をして下さい。お願いします。」

改めて頭を下げる。

「二人ともがんばったね。喜んで行かせてもらうよ。」

お父さんは、即座に賛成した。

「ありがとうあなた。私からもお礼を言うわ。」

お母さんも、ほっとした様子だ。

「ところで、魔法界の結婚式なんて何を着ていけばいいだい?」

お父さんは、具体的な心配をし始めた。

「スピーチとか色々どうしたらいいんだろうか…。」

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