What's love?
「いいの。理解のない彼氏はいらない。あたしは大和の方が大事だもん」

それでもやっぱり、美咲の答えはいつもと変わらない。

だけど、それでは到底納得が出来なくなっていた俺は、美咲からマンガを奪い取った。

「だったらさ」

驚いて俺を見上げる美咲と、

「そんなに俺のことが大事ならさ、いい加減気付けよ」

とうとう溢れ出てしまった、俺の想い。

立ち上がって、何か言おうとした美咲の口を、俺は塞いだ。

必死だった。

美咲から、拒絶の言葉を聞きたくなくて、
必死に美咲の唇を塞いだ。

美咲は、そんな俺に抵抗しなかった。

こんなことが、美咲の想いを確認する方法じゃないことは、分かっていた。

だけど、俺の身体はそのまま美咲をソファーに沈め、

「大和、したいの?」

美咲の言葉に、俺は静かに頷いた。
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