ひと夏の経験







「奈々香…!」


いきなり一輝が名前を呼ぶからビクッとなった。



「っ!!なに?」




「なんでもない」




「なにそれ」



と笑ってやった。
何が言いたかったのだろう。




「ただいま~」




お母さんも仕事から帰ってきた。




「おかえり」




「ご飯できるまで待っててね」




「うん、わかった。一輝、上いこう」




「うん。」




と一輝と二階に上がった。












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