ひと夏の経験





愛菜がくるまで家の近くにある海の砂浜に座ってた。



「奈々香~」



と遠くから走ってくる愛菜。




「愛菜…」




「な~に、そんな暗い顔してるの!」



愛菜が隣に座る。




「ごめんね。呼び出したりして…」




「全然いいよ。なんかあったの?」




「なんでもない…」



立ち上がり海に向かって叫んだ。



「大丈夫~~~!!!」



「じゃあもう聞かな~い!!!」




愛菜も立ち上がり叫んだ。

2人で笑い合った。







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