ひと夏の経験






部屋に誰かが入ってきた。
一輝くんだ。





「今すごい音したけど、なんかあった?」




「別になんでもない!出てって!!!」




一輝くんを部屋から追い出した。

ごめん、一輝くん。





あの男を好きな気持ちはどうする事もできないんだ。



実の兄を好きになるのはおかしいってわかってる。



でももうどうする事もできない。








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