ひと夏の経験





次は男が入ってきた。
男が入ってくると一輝くんは部屋をあとにした。




「なに怒ってるんだよ」



「別に怒ってなんか…」



布団に潜り込んだ。




「あっ!わかったぞ!ヤキモチ妬いた?あんな可愛い彼女がいるから」




可愛い…

男はあの女を可愛いと言った。




「そっそんなんじゃないもん!!」


顔を布団からだし、そう言った後、もう一回潜り込んだ。




男が部屋から出て行くと布団から顔をだした。









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