彼氏はアイドル!?
「あれ?璃音ちゃんがいない。」

いつの間にか璃音の姿がなかった。

「そういえば、なんか様子が変だったよ。璃音…」

有紀生の言葉を受けて、浩が英太に問い掛ける。

「璃音に何か言った?」

「…別に関係ねぇじゃん。」

「菜月さんがどうたら言ってたけどなんかあったの?」

「菜月…」

昌の表情が曇る。

「英太兄!璃音ちゃんに何言ったの…?!」

英太はしばらく天井を見上げ、ボソッとつぶやいた。

「…最低って言った…」

「っ!」

俊は顔色を変え、慌てて店を飛び出した。


浩は黙り込む英太の肩を掴。


「英太!行けよっ…!いつも何を迷ってんだよ?見失ったらだめだ…」

浩…

そうだ。
あの時だって…


俺はいつも…
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