噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「髪アップしたら色気出たんじゃね?ん~、うなじが最高っ」

タツ、私の後ろにまわり、一人でコーフンしてる。

「うん。思った以上の仕上がりだわー。もっとボリューム出した方が良かった?」

お姉さん、自作に満足そうに微笑む。






いえー

コレで十分ですぅ。

テレビで見るアイドルみたい。自分じゃ絶対できないよぉ。







素敵っ。

これで早く晴弥に会いたいなぁ。






「そーだ、衣装部屋に連れて行ってタツがコーディネートしてあげたら?」

…ハイ?

いや、それだけは勘弁して。

また、赤ずきんの二の舞になるからー。

せっかく大人っぽくしてもらったのに、タツのセンスでまた中学生に逆戻りだよぉ。






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