噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「んじゃ、コハルちゃん。衣装部屋へGO~!」

いーやーだぁーっ。

タツに腕を引っ張られるも、柱を掴んで離さない私。

それを見たヘアメイクのお姉さん。

「コハルちゃん、今の格好じゃあ…ねぇ。ちょっと可愛すぎてアンバランスかもよ」

え。

マジっすか?







「だろーよ。ホレ、オレが選んでやるからねん」

タツは私の背中を押し、部屋を出た。







アンバランス…






ショック。

少し大人っぽいと思って着てきた

このワンピ。

ヘアメイクさん的には、ハズレ?





うわー。

きっと晴弥も

ナイって思ったハズ。







悲しくなるよぉ。

「ねぇー、タツ」

「ん?どしたんコハルちゃん」

歩きながら、タツを見上げる。







「タツは…、…ヒマなの?」

「…へ?」





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